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花天月地プロジェクト
KatenGetch Project (YMC Inc.)
日本文化リテラシーのためのワークショップ
・・・演劇の試行から≪試行の演劇≫へ・・・
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  日本文化リテラシーのためのドラマ・ワークショップ のご提案

対象: 日本で就業される、成人外国人の皆さん (および関係する邦人の方)

内容: 演劇的な手法を使った、といってもほとんど「お遊戯」の要素満載の、アクティビティを通し、生きた日本語と日本文化を体得するワークショップ
 効果: 生きた日本語と、文化理解によるコミュニケーション力の向上

解決できる問題点: 
外国人就労者の、精神的な孤独の解消や、地域社会との相互理解を容易にし、本来業務の遂行を円滑にする。

特徴: 
  ・ 俳優養成の手法を、「俳優を目指さない一般の社会人向け」に応用したプログラム。
  ・ 感情と肉体の解放から、自由な発想の葛藤と、シュミレーションを行う。
  ・ 教育学(社会教育・日本語教育)の分野に触れつつも、精神医学やセラピーとは全く異なる源     流であり、より「創造的な正解のない時間」を過ごす。

プログラム: 
 日本の伝承遊戯から初めて、小学生レベルの言葉遊び、対話、シーンと役割を設定しての台本の ない劇遊び、 というプロセス。

理論的背景
             「被抑圧者の演劇」A.ボワール(ブラジル)
             「ドラマによる表現教育」B.ウェイ(英国)
             「俳優修行」スアニスラフスキー(ロシア) ほか


【花天的おすすめ度】
演 劇 度 ★★★★☆
教 育 度 ★★★☆☆
セラピー度 ★☆☆☆☆
参加しやすさ ◆◆◆◆◇
楽 し さ    ◆◆◆◇◇
効 果     ◆◆◆◆◇  
体 力     ◆◆◆◇◇
専 門 性   ◆◆◇◇◇


期間・定員: 
  A  トライアル・・・3時間  4人~20人   
  B  1クール・・・週一回X4  4人~20人  
  C  2クール・・・B x 2  4~20人 
  D  花天主催・・・一回一日(2~3時間) 
  E  発表会等・上演つき指導・・・上演日の3ヶ月前より  


お問い合わせ・ご連絡 はこちらまでメールにて
   katengetch◎ted803.net   (◎を@に変えてご送信ください)
                                       担当:大町・川村   
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3月 戯曲を読む会レポート
3月24日 花天月地の会 レポート

3月ということで桜の季節らしく、日本の近代古典をしっとりと読みました。

(昼の部)
岸田國士・作  『屋上庭園』   
森本 薫・作   『わが家』 ほか

役柄と年齢相応の参加者ということで、生々しく人間関係を表現しました。

(夜の部)
参加者が多く、乳児くんにも参加してもらって幅の広い声が飛び交いました。
ブレヒトの群読でウォームアップ
名作劇場台本化ら一点。
森本 薫作品を途中まで。

人物の理解が進むと、声の表情にもずいぶんと豊かさが出てきます。
懇親会も開催されました。
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3月・戯曲読み会
”声に出す” 美しい日本語の対話に触れる~

花天月地の会・参加者募集しています。

古今東西の名作戯曲を、読み合わせてみる集会です。
ダイアログの体験として、戯曲を読む機会として、ストレス発散にと、多数のご参加をお待ちしております。

≪昼の部≫ どなたでもご参加いただけます。千代田区民(在住、在勤)優待あり。

3月24日(火)  13:30~16:30
於:千代田区スポーツセンター(神田駅・大手町駅 歩5分) 
申し込み締め切り:3月21日(土)
定員:10名程度
参加費:資料等こみこみ ¥500


≪夜の部≫  会員限定

3月24日(火) 19:00~21:00頃
会場:別途連絡します。
申込・参加費等は会則通り。

お申し込み、お問い合わせは-
山崎/大町(komachi08@ted803.net)まで
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DATE: 2009/03/01(日)   CATEGORY: 表現教育
テーブルトークを止める時 
(省略版)
テーブルトークを止める時             山崎哲史(俳優・演出家)
―同化と異化。『スタニスラフスキーとブレヒトの科学』のオブザベーション―

千田是也氏は、スタニスラフスキー著『俳優の仕事』のまえがきに、邦訳の動機として、「ブレヒトの演劇論にひかれるものとして、スタニスラフスキーの方法と比べてみたくなった」と記している。同化か異化か、劇詩的演劇か叙事的演劇か、感性か理性か、それらは相反するものなのか、両者の比較は今日的にも新鮮なテーマである。

初日は、森下スタジオでのレクチャー。クリス・メグソン博士(以下、親しみをこめてクリス)は、共産圏の演劇でもある両者について、どのような考察を行っているのか、興味深いところである。
冒頭での、自然主義演劇と叙事的演劇についてのアウトラインの解説の後、さっそく小グループに分かれてのディスカッションとなる。そこで各々が、スタニスラフスキーとブレヒトについての関わりや知識を持ち寄り、互いに紹介することで、少しずつお互いを知ることになった。スタニスラフスキーに比べブレヒトに関する情報が少ないということ、また、参加者に現役俳優が少ないという印象を持った。

あうるすぽっとに移動しての二日目は、スタニスラフスキーの一日である。信頼と観察、集中のエクソサイズをこなした後、事前課題であった『かもめ』の冒頭シーンを使っての試行。ここから小グループに分かれての作業に移る。
予想していた『感情記憶』ではなく、『サブテクスト分析』を中心とした作業であった。与えられた状況を考え、皆で共有し、そこに住むこと。個人的には、二度もメドベージェンコを演じさせてもらったのだが、確かに役へのアプローチ法としても大いに役立つ実感を持った。作業後は、冒頭の第一声、マーシャに語りかけるセリフの出し方への迷いも、概ね解消されていた。

一方で、前半の課題に、シーンのイメージをビジュアルし共有するという作業があった。シーンの核となるテーマを示す部分はどこか、を各チームで話し合い、その『キー・イベント』を踏まえて、即興または漫画風に連続活人画で表現するものである。ところが、わずか2ページのシーンながら、各グループの『キー』となる瞬間の設定、場面の解釈はそれぞれ異なっていた。そこでクリスが示した『キー・イベント』の模範回答は、『マーシャがメドベージェンコを拒絶した瞬間』であり、このシーンではそこを強調すべく、周囲の出来事で肉付けをすべきとのことであった。

しかしこれについては疑問を持つ。戯曲に直接描かれている大事実を、さらに強調するような演出法は、くどいし、洗練されていると言えないのではないか。未だに腑に落ちていない点である。
ところで、この日の作業では、各グループの中に『演出家』という役割の人置かれていたことも特徴である。しかし、作業ごとに再編成される即席の寄せ集めグループにおいては、主導権のない作戦会議はいつまでもまとまらないのは常。そんな時、「テーブルトークは止める時がある」とのスタニスラフスキーの伝言により、否応なしに切り上げ、とにかく『やってみる』ことで突破を図った。これはとても効果的かつ生産的であった。ちなみに、この「テーブルトークを止める時」というフレーズは、翌日のブレヒトの作業においても、頻繁に活用されることになった。

そしてブレヒトの日。いくつかの身体的なエクソサイズと『叙事的演劇』の解説のあと、全体を二分しての創作。一方のチームが発表した『桃太郎』は傑作だった。配役、構成も抜群、ホワイトボードにキーフレーズを書き込む演出など、開始一時間にして、すでにマスターの域である。思うに、日本の演劇はもともと『ブレヒト的』なのではないだろうか。よって、この形式や手法は、我々に無意識に根付いているものなのかもしれない。
そのせいか、逆にこの日行った他の作業、スパイ風・宣伝映画風・ニュース風に伝えるというナレーターの機能の課題や、二つに限定されたオブジェクト対象物を使っての表現などの、『異化効果』を体験する様々な手法については、個人的には新鮮さを感じなかった。三日目にして下降線を描きはじめた体力と集中力の影響もあったのだろうが・・。

そんな朦朧とする私とは対照的に、生徒の優秀さも手伝ってか、クリスの進行は快進撃。後半は、課題の『コーカサスの白墨の輪』を使った創作に入る。同戯曲は、ブレヒトとしては分かりやすい作品ながら、やはり馴染み不足。入手困難で翻訳も不統一だったため、まずグループごとに音読した。このとき、一人ワンフレーズと(一句点まで)いう指示がなされたため、戯曲や役と距離を保って、客観的に読んでいたことに気づく。

さらには、前日と異なり、『演出家』という役割を置かないことによって、全演技者が自らを相互に観察することになるっていた。これらも『異化効果』を意識し、体感するポイントであったろう。
最後は、『仮想円形劇場』での各チームのシーン発表。グルシェは、赤子を連れ行くか否かの『選択』をしている。私はそれを舞台上で演じながらも俯瞰している。充実した三日間の集大成であった。             
(了)シアタープランニングネットワーク『THEATRE&POLICY』原稿より
2009-1-21

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